日本における「世界最先端IT国家創造宣言」では官民データ活用推進が前面に謳われている。IT推進においての3Dデータ、VR(Virtual Reality)データの利活用推進は最先端IT国家実現の大きな原動力となり得る。
本協議会では、3DVRによる自動運転やドローン飛行シミュレーションなどの、VRを利用したバーチャルなプラットフォームを提供し、メーカー、大学などの研究者、エンジニアに開放することを目指している。加えて、自治体や公益団体等と連携し、バーチャルな実験プラットフォームとリアルな実験プラットフォームとして、IT特区の提供を推進する。これにより、自動運転で600万回とも言われるVRシミュレーションとその後の公道実験を連携できる。
これは様々なフィールド実験にも適用可能であり、UAV・ドローンシミュレーションやIoTの実験環境を提供できる。さらに今後、各種ビッグデータベースから抽出される解析からサイバー空間に人工知能を構築、アクセスプラットフォームとし、フィジカル空間へアクチュエーション・外部出力する。既に事例の多い、自治体・企業での環境・防災・計画・観光など各種シミュレーションでも、本プラットフォームの適用により各種事業の評価や意見募集、広報等に活用できる。DX時代のデジタルツイン実現、メタバース構築につながる活動を推進する。
本協議会および、北海道・秋田をはじめとする各拠点をベースとして、最終的には日本全国および世界各国都市のVRモデル、プラットフォームを整備し、様々な産業分野で利用できるようにする。とりわけ国産VRソフトウェア、関連ツール、システムの活用事例の啓蒙、普及推進を目指すものとする。
理事長 伊藤裕二
VR推進協議会の定款や、各年度ごとの事業報告等。
日本の産業の健全な発展を目的に、各種事業活動を展開